ペットを亡くした悲しみは、言葉では表せないほど深いものです。
わが子との思い出をカタチにすることで、少しずつ心の整理がつくかもしれません。
この記事では、大きく分けて3種類に分かれるペットのメモリアルグッズと具体的にどんなものがあるのかを紹介します。
私はペットの毛や羽根のレジン保存加工の専門店の代表です。
年間数百件以上の思い出の品をレジンに閉じ込めカタチに残してきました。
この記事を読み終えると、どんなメモリアルグッズがあって、自分にあったメモリアルグッズが何かわかるようになります。
ペットのメモリアルグッズ3つの分類
ペットのメモリアルグッズは目的別に大きく3つに分かれています。
- 遺品そのものを残すグッズ
- 姿やイメージをカタチにするグッズ
- 供養用のグッズ
下記が商品を目的別に分類した全体イメージです。
ひとつずつ詳しく説明します。
遺品そのものを残すもの
ペットの骨、毛、羽根、歯、爪、髭などペットの一部を残すことができるグッズです。
「遺品そのものをどういう方法かで残したい!」という方はこちらの商品になります。
遺品そのものを残すグッズは以下のような2つのタイプに分かれます。
- 身につける形に加工する商品:レジンアクセサリー、金属遺骨アクセサリー(遺骨ジュエリー)
- そのままの状態で保管する商品:ケース
身につける形に加工する商品
レジンアクセサリー



わが子の一部である骨、毛、羽根、歯、爪、髭をレジン(樹脂)に閉じ込めてネックレスやキーホルダー、ピアスなどのアクセサリーに加工します。
「いつでもあの子といっしょにいたい!」方にはレジンアクセサリーがおすすめ。
良い点
- いつでもいっしょに感じられる
- ネックレス、キーホルダー、ピアスなど好みのアクセサリーにできる
- より好みに近いアレンジができる(毛と髭を一緒にいれる、ラメをいれるなど)
- 軽いので毎日身につけやすい(ガラスの半分の重さ)
気になる点
- 骨、毛、羽根、歯、爪、髭を直接触れない(樹脂に閉じ込めているため)
- 経年変化で樹脂が黄変する
金属遺骨アクセサリー(遺骨ジュエリー)

遺骨や遺灰を埋め込みペンダントや指輪に加工します。
「いかにもではなく、日常的に身につけやすいデザインでわが子を感じていたい!」方には遺骨ジュエリーがおすすめ。
良い点
- いつでも一緒にかんじられる
- 日常的に身につけやすいデザインのものが多い
- 劣化、変色しにくい(ゴールド、シルバー、ステンレス製が多い)
気になる点
- 遺骨は金属に埋め込んでいるので、直接見えない
- アレンジ幅が少ない(既製品から選ぶことが多い)
- 遺骨はそんなに入らない
そのままの状態で保管する商品

ケース

カプセル
わが子の一部である骨、毛、羽根、歯、爪、髭をケースに入れ、手元においておくことで身近に感じることができます。
カプセル、ケースなどがあります。
「そのまま大切にしまい、ふとした時に眺めたい!何なら匂いを嗅いだり、触りたい!」方にはケースやカプセルがおすすめ。
良い点
- いつでも手に触れられる状態で保管できる
- 購入しやすい(安価なものも多い)
- ケースのデザインが豊富
気になる点
- そのまま見えない(ケースにしまうため)
- 取り出す手間がいる
姿やイメージをカタチにするグッズ
ペットの姿やイメージを残すことができるグッズです。
「あの子の存在を感じたい!」という方はこちらの商品になります。
大きく分けるとさらに5つに分かれます。
- 写真:フォトフレーム、フォトパネル
- イラスト化:似顔絵、オーダーイラスト
- 立体再現:フィギュア、ぬいぐるみ
- 型取り:肉球スタンプ
- 雑貨・実用品:クッション、マグカップ、キーホルダー
写真
ペットの姿を写真として残すのは、最も定番のメモリアルグッズです。
「あの子との思い出を風化させたくない!」方におすすめ。
写真グッズは以下の2つのタイプに分かれます。
- 飾って楽しむタイプ:フォトフレーム
- パネル加工して飾るタイプ:フォトパネル
フォトフレーム

フォトフレーム
あの子らしい一枚をフレームにいれて飾る定番のスタイルです。
「いつでもあの子の顔、仕草を見たい!」方にはフォトフレームがおすすめ。
良い点
- わが子を感じやすい
- 飾りやすい
- 季節や気分に合わせ写真を入れ替えできる
- 比較的リーズナブルにできる
気になる点
- 経年変化で写真が劣化しやすい
- 落下や水濡れなどで傷む可能性がある
フォトパネル

写真を木製やアクリル、キャンバス地などに直接印刷して、作品のように仕上げたタイプです。
「特別な思い出をカタチに残し、飾りたい!」方にはフォトパネルがおすすめ。
良い点
- わが子を感じやすい
- 額縁いらずでそのまま飾れる
- 耐久性が高く、色あせしにくい
- 好みに合わせて選べる(サイズや素材の種類が豊富)
気になる点
- 写真よりコストが高い
- 写真の変更はできない
イラスト化
イラスト

ペットの写真をもとにオリジナルのイラストを制作してくれるサービスです。
「顔の表情や毛色、仕草など目の前にいるかのような温もりを感じたい!」方にはイラストがおすすめ。
良い点
- 温かみのある表現で思い出を残せる
- 自分好みの絵のテイストを選べる
- 多頭や人とのツーショットも対応できるところもある
気になる点
- 完成イメージが仕上がるまでわかりにくい
立体再現グッズ
フィギュア

ペットの写真や動画をもとに、リアルな立体造形で再現するミニチュア模型です。
木、樹脂やセラミック、3Dプリントなどの技術を使って、生きていた頃の姿や表情を精密に作り込むことができます。
「そこに”いる感じ”を感じたい!」方にはフィギュアがおすすめ。
良い点
- そこに実際にいるような存在感がある
- 毛並みやしっぽの形など細部を表現
- 手を合わせる対象としても向いている
気になる点
- 作成に時間がかかる
- 写真の解像度や角度によっては再現精度に差が出る
型取り
肉球スタンプ

ペットの手足型を取り、フォトフレームなどで飾ることができます。
「あの肉球の感触、カタチ、ぬくもりをそのまま残したい!」方には肉球スタンプがおすすめ。
良い点
- わが子らしさを感じやすい
- 加工が手軽
- インテリアとして飾りやすい
気になる点
- うまく型が取れない場合もある(毛が多い、インクがついていないなど)
- 準備が必要
雑貨・実用品
ペットの写真やイラストを使って日常使いできる雑貨も人気のメモリアルグッズのひとつです。
実用品でありながら、心のよりどころにもなるグッズです。
クッションやマグカップ、キーホルダーなどがあります。
クッション

ペットの写真やイラストをそのままプリントしたクッションは、抱きしめられるメモリアルグッズとして人気があります。
「わが子をぎゅっと抱きしめて眠りたい!」方におすすめ。
良い点
- 抱きしめることでまるでそこにいるような安心感が得られる
- ソファやベッドに置くだけで存在感がある
- インテリアとしてもなじみやすい
- 両面印刷やサイズ選択ができる商品も豊富
気になる点
- 洗濯を繰り返すと印刷が薄れることがある
マグカップ

ペットの写真やイラストをプリントしたオリジナルマグカップは毎日の暮らしに自然に取り入れやすいグッズです。
「毎日の食卓の時間をあの子との時間にしたい!」方はマグカップがおすすめ。
良い点
- 毎日のコーヒータイムが特別な時間になる
- 実用性が高く使うたびに気持ちがほっとする
- プリントの仕上がりが美しい商品も多い
気になる点
- 強い衝撃や熱湯での取り扱いには注意が必要
- 写真の解像度によって仕上がりの満足度に差が出る
キーホルダー

ペットの姿を持ち歩ける定番グッズがオリジナルキーホルダー。
レジンやアクリル、皮、金属など素材も多様です。
「いつも身近に感じたい!」方はキーホルダーがおすすめ。
良い点
- バッグや鍵に付けられ、いつでも一緒にいられる
- 軽くて丈夫なので持ち運びに向いている
- 写真・イラスト・名前入りなどバリエーションが豊富
気になる点
- 小さい分、デザインがシンプルになりやすい
- 使用による擦れや色落ちが気になる場合もある
供養用のグッズ
ペットを亡くしたあとの悲しみの中で、「ありがとう」「大好きだったよ」と心を伝え、手を合わせられる祈りの場をつくることは、心の整理につながる大切なプロセスです。
ここでは、供養を目的としたペット用メモリアルグッズをご紹介します。
「ありがとう!を伝える場所が欲しい方」はこちらの商品になります。
仏壇(ペット仏壇)

ペットのために設ける小さな仏壇です。
写真や遺骨、位牌、お花やお香などを飾って供養の場をつくることができます。
最近はインテリアに馴染むモダンでコンパクトな仏壇も多く、リビングなどにも違和感なく置けます。
「手を合わせる場所をつくりたい!」方には仏壇がおすすめ。
良い点
- 毎日手を合わせられる安心感がある
- 「祈る場所」ができることで、心が落ち着く
- 線香やろうそくなど、仏具と一緒に使いやすい
気になる点
- 宗教的なイメージが強いと感じる方もいる
- スペースが限られていると設置しづらい場合がある
位牌(ペット位牌)

ペットの名前や命日などを刻んだ小さな位牌です。
仏壇やメモリアルスペースに一緒に置くことで、供養の場がより整います。
最近ではアクリル製や木製、写真入りなど様々なデザインがあります。
「名前を残して語りかけたい!」方には位牌がおすすめ。
良い点
- 名前を刻むことで、存在をしっかり感じられる
- 仏壇・メモリアルボックスと一緒に飾れる
- 写真入りやカラーも選べ、個性を出せる
気になる点
- 位牌の扱いに迷う方もいる(お寺での供養は必要?など)
- 宗教的な意味合いに抵抗がある人には向かない
メモリアルボックス

メモリアルボックスとは、写真・遺骨・首輪・おもちゃなどを自由にレイアウトして保管・展示できる「思い出の箱」のような存在です。
仏教的な形式にとらわれず、気持ちのままに飾れるのが特徴です。
「あの子の世界をそのまま残したい!」方にはメモリアルボックスがおすすめ。
良い点
- 写真や思い出の品を自由にレイアウトできる
- 宗教色が薄く、誰でも使いやすい
- リビングや棚の上などに気軽に設置できる
気になる点
- 供養のスタイルが決まっていないと迷うことがある
- 時間の経過で中身の整理が必要になる場合もある
まとめ
愛するわが子とともに過ごした日々は飼い主さんにとってかけがえのない思い出。
大切な家族がくれた幸福な記憶は、心の中で色あせない宝物です。
メモリアルグッズは、そんな思いを形としてそばに残すことができるものです。
悲しみが癒えないなかでも少しずつ前を向く強さが湧いてくるかもしれません。
もう一度ペットのメモリアルグッズの全体イメージを記載します。
あなたに寄り添えるグッズが見つかりますように。
① 遺品そのものを残すグッズ
ペットの骨、毛、羽根、爪、歯、髭を
- 加工して身につける:レジンアクセサリー、金属遺骨アクセサリー(遺骨ジュエリー)
- そのままの状態で保管する商品:ケース
② 姿やイメージをカタチにするグッズ
- 写真:フォトフレーム、フォトパネル
- イラスト化:イラスト化
- 立体再現:フィギュア
- 型取り:肉球スタンプ
- 雑貨・実用品:クッション、マグカップ、キーホルダー
③ 供養用のグッズ
仏壇、位牌、メモリアルボックス
メモリアルグッズをご検討の皆様へ
happy resinでは、皆様の大切な家族との思い出をカタチに残すためのお手伝いをしています。
「いつもいっしょ」に感じられるそんな温かなグッズが欲しい。
そんなときは、お気軽に当店にご連絡ください。


当店のおもな取り扱いは、レジンを使ったネックレスやキーホルダーなどのアクセサリーです。
例えば、愛犬や愛猫の毛、愛鳥の羽根をレジンに閉じ込め身につけられるネックレス、キーホルダーなどのご注文をお受けしています。
商品一覧にないオーダーも可能な限り承りますので、お気軽にお問い合わせください。
お客様とペットに最も合った形を一緒に考えます。
差し支えなければ、ご相談にお客様の大切な家族のエピソードをお聞かせください。
ご相談・ご連絡をお待ちしております。
ご不明点やご購入前の各種ご相談は、どんな些細なことでも構いませんので
にご連絡ください。
① 遺品そのものを残すグッズ
ペットの骨、毛、羽根、爪、歯、髭を
② 姿やイメージをカタチにするグッズ
③ 供養用のグッズ
仏壇、位牌、メモリアルボックス